しばらく乗っていない車、ありませんか。車検もあれば税金も来ます。乗らないのはもったいないですね。乗らないのであれば、いっそのこと車を手放しませんか。車を処分することを「廃車」とも言います。廃車には「一時抹消登録」と「永久抹消登録」があり、もう二度と車に乗らない廃車は「永久抹消登録」になります。車を賢くお得に廃車にする手順を紹介します。

廃車にする手順

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まずは書類をそろえる

ここでは二度と車に乗らない「永久抹消登録」で普通車を廃車にするために必要な書類を紹介します。

・所有者の印鑑証明書と印鑑証明書と同じ実印*車検書に記載されている、車の所有者でなければなりません。車の所有者が車の販売会社やローン会社になっている場合は「所有権解除」の手続きを行いましょう。
・車検書*万が一紛失していて手元にない、などの場合は、事前に再発行しておきましょう。
・前後2枚のナンバープレート
・リサイクル券*紛失した場合は再発行しましょう
・自賠責保険証明書*車検残存期間が1か月以上ある場合は、自動車重量税が返金されます。振込先の銀行名、口座番号などの準備を忘れずに。
・移動報告番号と解体通知書の分かる書類→車を解体後に業者から郵送されてきます
・マイナンバーの個人番号カードなどのコピー

解体業者を選定、手配する

・解体業者を選定し、車を持ち込む(運んでもらってもOK。ただし、実費が発生します)
・リサイクル券を渡す
・ナンバープレートをはずしてもらう
・車体番号、解体報告記録日、・移動報告番号の書類を手配してもらう(後日、解体報告書として郵送などで届きます)

陸運支局に行き廃車の手続きをする

・書類をそろえて住民票がある陸運局(陸運事務所)に行き、廃車(永久抹消登録)の手続きを行います。

実際の手続きの流れ

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手続きにかかる時間は40分前後

・永久抹消登録申請書及び重量税還付申請書を入手
・手数料納付書も入手
・ナンバープレートを返却(最後に提出する返納シールが渡されます)
・抹消登録申請書(OCR3号様式の3)へ記入(記入例と車検書を確認しながら行います)
・窓口で書類を一式提出する
・抹消登録証明書をもらう

窓口に提出する書類

・手数料納付書
・抹消登録申請書
・ナンバープレート返納シール
・車検書(自動車検査書)
・印鑑証明書
・解体報告書

最終手続き

・書類を提出後、10分前後で窓口に呼ばれる
・手数料納付書にサインする
・自動車重量税還付申請書付表1をもらい完了。
・別途、自動車税事務所(陸運支局と同じ敷地内にある)で自動車税の抹消申告を行う。
・自賠責保険の解約手続きをする(加入している保険会社に自分で連絡して行う)。

もっと楽な方法はないの?

ふたつの方法がある

廃車の手続きを自分で行うとなると、かなりの時間と手間がかかりますね。解体業者に払う費用も発生します。自分でなんて、とても無理!さあ、こんな時はどうすればいいのでしょうか?実はふたつの方法があります。

行政書士に依頼する

役所に届ける書類を個人や企業に代わって作成してくれたり、提出の手続きなども行ってくれる「行政書士」に依頼する方法もあります。当然、廃車の手続きも代行してくれます。ただ、手数料など費用が発生するのはもちろんですが、車を解体業者には持って行ってくれません。あくまでも廃車にかかる書類の代行のみです。ですので「全く手間がかからず楽ちん」という訳にはいきません。

無料で行ってくれる業者!?

廃車買取り業者に依頼すれば、車を買い取ってもらえるだけでなく、面倒な廃車に関する手続きまで代行してくれるとか。しかも、車の引き取りから税金の還付の手続きまで無料で行ってくれる買取業者も存在するのです。これは利用しない手はありませんよね。

まとめ

いかがでしたか。車を廃車にする手順を紹介しました。自分で行うと時間と手間と費用がかかるのに、車買取業者に依頼すると面倒な手続きを代行してくれる上にお金までもらえるかもしれないなんて。ぜひ、自分にピッタリ合う「車買取専門業者」を見つけて下さいね。

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廃車買取業者から査定金額の連絡がありますので、査定金額の比較をし、良さそうな廃車業者に処分を依頼しましょう。