車を処分することを「廃車」といいますね。ところで廃車にすると、解体料金やレッカー移動代などお金がかかると思っていませんか。実は、廃車は、やり方によっては、ほとんどお金はかかりません。それどころか、廃車によってお金が戻ってくることも。それは「車関連の税金」と「廃車代」です。知らないと損する、廃車でお金が戻る方法を紹介します。

自動車重量税の還付制度ほか

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車検の有効期限が残っていれば戻ってくる

自動車重量税の還付制度とは、車検の有効期間内に自動車が廃車となった場合に適用される制度です。ただし、「自動車リサイクル法」に基づき、適正に処理された場合に限ります。計算方法は
・納付済みの自動車重量税×車検残存期間÷車検有効期間=還付金額
[例]50,000円(自動車重量税)×6か月(車検残存期間)÷24か月=12,500円

手続き完了後、指定口座に振り込まれます。*3か月前後かかります。また、車検残存期間が1ヵ月に満たない場合、還付の対象になりません。

手続き方法

解体届け出の手続きと同時に、運輸支局等の窓口へ書類を提出します。
永久抹消登録の場合は、自動車検査証とナンバープレートを2枚、一時抹消登録の場合は、一時抹消登録証明書が必要になります。また、軽自動車の自動車検査証返納の場合は、自動車検査証返納証明書が必要になります。

自賠責保険の払い戻し

自賠責保険とは、強制保険のことです。
有効期間が1ヶ月以上残っていれば還付が受けられます。ただし、自分で手続きをする必要があります。抹消登録の時に証明書がもらえるので、この書類は大事に保管して下さい。手続き方法は保険会社へ問い合わせて下さい。また、自動車任意保険に加入している場合も解約手続きをすれば返金されます。

自動車税

自動車税は、毎年4月1日午前0時の時点で自動車の所有者、または使用者に対し課税される税金のことです。
自動車税も廃車をすれば還付されます。ただし3月に廃車をすると還付金は戻りません。

廃車マメ知識

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廃車の時期は重要

自動車重量税、自賠責保険、自動車税、自動車任意保険すべて月割りでの計算となります。申請が月をまたいでしまうと、1か月分を損してしまいます。廃車の手続きをするなら月初から始めるようにしましょう。またどうして手続きが月をまたいでしまうようなら、申請方法を工夫できないかを、廃車について相談をしているお店や保険会社に問い合わせてみても良いでしょう。

業者の選定に注意

廃車を業者に依頼する時、業者の選定にも注意が必要です。自動車リサイクル法により廃車に関する解体は、都道府県知事または、保健所設置市の認定を受けた引き取り業者のみが行って良いこととなっています。もし、無許可の業者に依頼してしまうと、廃車に必要な書類が発行されなくなります。それどころか廃車の手続きが無効となるので、毎年自動車税の請求がきてしまいます。必ず指定業者かどうかの確認をとりましょう。

信頼できる業者を選ぶと楽

廃車の手続きはできるだけ自分で行えば費用は安くて済みますし、還付金の返金も受けられます。でも、車を廃車にする時にお金が入ってくる方法もあります。それは廃車専門の買取業者に依頼する方法です。面倒な廃車の手続きも代行してくれるサービスもありますし、買い取ってもらえないとあきらめていた車に値段がつくこともあるんです。うまくいけば廃車の手続き費用がかからなかった上に、お金までもらえる可能性もあります。これは検討の余地がありますよね。

まとめ

いかがでしたか。廃車をしてお金がもらえる方法と、廃車に関する豆知識も紹介しました。知らないと損をするなんて、本当につまらないですよね。廃車にするなら、買取専門の業者も視野に入れると良いですね。うまくいけば、面倒な手続きも代行してもらえ、その上お金ももらえるかもしれないなんて。一石二鳥ですね。ぜひ、参考にして下さい。

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ぜひ買取金額を比較して、一番条件のいい廃車買取業者を選んでみましょう。