「タイヤをスペアとしておいておきたい」「まだタイヤが新しい。自分の車は廃車にするつもりだが、同好の士に譲りたい」
このように考えて、「廃車にする前にタイヤを取り外したい」と希望する人もいるのではないでしょうか。

しかし、タイヤがない状態で廃車の手続きをすることは可能なのでしょうか?

タイヤなしでも廃車の手続き自体は可能

タイヤのない状態でも、廃車の手続きをすることはできます。自動車リサイクル法が施行された2005年以降、自動車の「解体作業」自体は、都道府県からの認可を受けた業者にのみ可能である、という形に変わりました。
しかしながら、「タイヤを外すこと」は、「解体」には当たらないため、自分たちでやっても問題はありません。これはあくまで付属品の取り外し作業であると考えられているため、違法性はないのです。

このため、タイヤなしの状態で廃車処理をお願いすることには何の問題もないのです。

また、上で挙げた事例だけでなく、「交通事故を起こして、タイヤも損傷が激しくて取り外さざるを得ない。車自体を廃車にする予定なので、タイヤを新しくするのも業腹だ」という場合でも大丈夫です。

タイヤがない状態でどうやって運ぶのか?

タイヤは自分で外すことができます。スノータイヤを自分で替えているという人の場合は、それほど時間もかからずに外すことができるのではないでしょうか。

しかしながら、廃車の場合、単純に「外して終わり」というわけにはいきません。それを廃車するところにまで運ばなければなりません。そのためには、業者に来てもらう必要があるでしょう。

このように、原則として、「タイヤを外すこと」には面倒事もついてくると考えるべきです。
どうしても自分でタイヤを外して、タイヤなしの状態で廃車にしたい!と考えるのであれば、交通手段ややり方、要望などを、きちんと廃車の業者に伝えることが重要です。

事故車や故障車、車検切れの車もレッカー車で引取にきてくれる廃車業者がありますので、引き取り自体は可能ですが、その分、レッカー代がかかってしまうこともあります。

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その際には、車両の状態をきちんと廃車業者さんに伝えて、査定してもらいましょう。