廃車になる理由、廃車にする理由というのはいくつかあります。
「乗り飽きたから」
「車が必要のないところに引っ越すから」
「車の維持管理が大変になってきたので手放す」
というのは、廃車を決心させる大きな理由です。

ただ、それ以外にも、「走行距離」が一つの目安となることをご存知でしょうか。

「10万キロ走ったら廃車」はもう古い！

車は、走れば走るほど傷んでいきます。そういう意味では、車も一つの「消耗品」である、と言えるのかもしれません。

車の寿命は、「走行距離」によって決まるとも考えられています。走行距離が10万キロを超えると、そろそろ廃車を考えなければいけない、と言われている時代もありました。つまり、10万キロが自動車の寿命だと思われていたわけです。

しかしこれはもう昔の話。現在の車は、技術の向上に伴って寿命が延びています。そのため、10万キロ程度では、まだまだ廃車にする必要がないほどに元気であることが多いと言えます。

今の車は20万キロほどは走ることができる

現在の車は、かつての車の2倍、つまり20万キロ程度は走ることができると考えられています。丁寧に手入れをし、きちんと車検に出し、無理のない走り方をしていれば、これよりももっと走ることができるかもしれません。

ただ、20万キロという数字が一つの目安となることは確かです。20万キロをすでに走っており、車検に出した時に内部の故障が多くなっているということでしたら、廃車にすることを検討した方がよいでしょう。

また、使い方にもよりますが、20万キロを踏破するときというのは、すでに購入して数年が過ぎているでしょう。車は使い続けることによって傷みます。「10年以降は毎年車検を受けなければならない」という制度は廃止されましたが、2年に1回受けなければならない車検のときに、内部のガタつきを細かく直さなければならない、ということであれば、車検費用がたくさん掛かってしまいます。
このような点から考えると、ある程度走った車は、買い替えを検討すべきだと言えるかもしれません。
車両によっては、高額で買い取ってもらえるかもしれません。ボロボロだから、と諦めずにまずは廃車業者さんに査定を依頼してみましょう。

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